私立中学受験をする場合は、公文は何年生まですればいいですか? この質問に3つのポイントでお答えします。

とても多い質問です。

中原区は中学受験が盛んで、当教室に来ている生徒さんも、中学受験を意識している人が多いです。

そこで今回はこの質問に正面からお答えいたします。

1.学年よりも教材を意識されてください。

この意識が一番大切です。よく「公文は4年生まで。4年から進学塾」という声を聞きます。

これは中学受験の進学塾が4年生からコースを本格的に始めるので、そう考える方が多いようです。

ただ進学塾に行くのなら、4年生からのコースに入って、中学受験を受験の準備を始めたらいいと思います。しかし、中学受験の目標は「合格」することだと思います。

その目標を見据えた場合、算数・数学なら連立方程式までが学習をしておくと、とても楽に塾の授業も聞けると思います。国語なら中学生レベルの長文読解力を持っておくと、こちらも楽に塾の授業についていけると思います。

教材で言えば、算数・数学は「H教材の110」まで、国語では「I教材終了」まで終了させておくと楽になると思います。

最近の中学受験の進学塾では、方程式は結構教えています。また、普通に「等差数列」(高2レベルの数学)も扱っています。正直、何でもありの状態ですので、トップ校目指す人は連立方程式ぐらいまで理解しておくと楽になると思います。

国語で中学レベルまでをおススメするのは、中堅の私立中学でも国語はかなりの長文がでます。内容はそこまで難しくないのですが、「長さ」に圧倒されてしまうと読む気を失ってしまうので、慣れるためにも中学レベルの国語に接しておくと、楽になると思います。また、理科や社会のテキストや問題集を理解するためにも、国語力が必要になってきます。なので、高い国語力があることは、中学受験では得しかありません。

2.上記の教材を終了するまでは可能だったら両立した方がいいと思います。

決して引き止めたいから言っているのではありません(笑)。多くの生徒事例を見てきて、そう思うからです。後悔されている方が多いからです。

4年生であれば、まだ授業の進みも難易度も高くはありません。その間で上記の教材進度まで目指すことをおススメします。公文を5年生まで続け、高校生教材まで進んでから進学塾に行く生徒が結構おります。そういう生徒は入塾テストでも高得点を取り、入塾した瞬間にトップのクラスに入ります。そのままトップ層に入り続けて、志望校に合格されています。4年生から頑張ってきた塾生を、一瞬で抜かしてしまいます。6年生から進学塾に通い、浅野中学に合格した生徒もいるそうです。

「急がば回れ」

このコトバを意識されて、中学受験のスケジュールを考えてもいいかもしれません。

3.英語だけは続けて下さい。

志望校に合格することが目標ですが、それは通過点の1つだと思います。

その先にある「大学受験」を視野に入れておく必要があります。

中堅校以上の私立中学でも「英語嫌い」の生徒が多いと聞きます。

中1で「英語嫌い」になると、高校受験がない中高一貫校の生徒の多くは、6年間英語を避けて過ごします。そして大学受験を控えて、初めて英語に本気で取り組み、玉砕していきます。

中1からの文法事項が入っていない状況ですから、大学受験のテキストや問題集は、チンプンカンプンです。「三単現って何?」という高3生も珍しくないと聞きます。

早稲田大学や慶応大学では、学部によっては英語の足切りがあると言われています。

そうなるといくら国語ができても、数学ができても、小論文が上手でも、採点すらしてもらえない状況になってしまいます。

そのならないためにも、英語だけは続けて欲しいと願います。

英検5級、できれば4級を持っていれば、中学で英語嫌いにはならないと思います。

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