公文算数・数学で図形と文章問題を扱わない3つの理由

「公文式算数・数学では図形と文章問題を扱わないけど大丈夫ですか…?」と入塾面談の時に言われることがあります。

私は自信を持って「大丈夫です!!」と答えております。

それではなぜ、大丈夫なのでしょうか。理由は次の3つの理由からです。

1.図形は最後は計算問題

図形の代表的な問題である「面積」。

こちらは公式を理解すれば、「半径や円周率」や「底辺と高さ」という数字を代入すると、あとは計算問題になってしまいます。

図形が苦手な子の特徴は、

①公式を覚えていない 

②使う公式を間違えている 

③計算ミス 

の3つが原因であることがほとんどです。

それでは公式を覚えるために、何枚も何度もプリントをする必要があると思いますか。

私は不要だと考えます。授業をしっかり聞き、お家で復習すれば、図形の公式は覚えることができると思います。

ここに時間を掛けることはもったいないと思います。

それ以上に数学のメインである計算力を高めるべきだと思います。

また図形は学年が進むにつれて、計算問題色が強くなります。

高校の図形問題は、文字やsin,cos、ベクトルを使った、文字計算問題になります。

小学校では必須だった「コンパス」「分度器」、高校の数学の授業で使った記憶ありますか?

2.文章問題は読解力が必要な計算問題

佐々木さんの家から学校までの道のりは 3.6km、学校から駅までの道のりは3.36km です。ある日、7時15分に家を出て7時35分に学校につきました。その後15時44分に学校を出て16時に駅に着きました。 佐々木さんは、家から学校までと学校から駅までそれぞれ分速何mで移動しましたか。


解答  家から学校:分速180m  学校から駅:分速210m

ここで求められる力は、

①正しく文章を理解する読解力がある

②速さ・時間・距離の計算ルールを使える

③単位を合わせることができる

④正しく計算できる計算力がある

です。

①〜③は算数・数学の力というよりも、国語力と図形同様に公式・ルールを覚えることができることではないでしょうか。

それでは公式・ルールを覚えるために、何枚も何度もプリントをする必要があると思いますか。

私は不要だと考えます。授業をしっかり聞き、お家で復習すれば、公式・ルールは覚えることができると思います。

ここに時間を掛けることはもったいないと思います。

文章問題は学年が進むにつれて、少なくなってきます。

高校入試を境に、数学の問題はかなりシンプルな表現で書かれています。

                               ※解答は割愛いたします

このように「〇〇を求めよ」というシンプルな表現が入試でも使われます。

3.高校数学を見据えると「分数計算力」を高めることが一番重要

高校数学で必要になるのは、「分数計算力」です。

積分の問題です。

1つの公式を覚えれば、あとは分数計算力しか求められていません。

そのために、あれもこれもしますか?

計算力を高めることに特化したほうが良いと思いませんか。

これが私が図形や文章問題が必要ないとう理由です。

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