小さな復習と大きな復習

例えば算数の学習。

教室では新しい課題に入ると、2回〜4回(生徒によっても、課題によっても変わります)繰り返し学習します。

これを私は、「小さな復習」と読んでいます。

次の番号に進むと、同じように小さな復習をして、また次の番号に進みます。

このように小さな復習を繰り返しながら、進んでいきます。

★「小さな復習」をしながら学習しても、たし算の学習が終わり、ひき算の学習をしていると、たし算を忘れてしまうということは、よくあります。

★割り算の学習をしていると、以前学習したかけ算の筆算のやり方を忘れてしまうことは、よくあります。

★分数計算で、たし算引き算の後、かけ算割り算を学習したら、たし算引き算のやり方を忘れてしまうことは、本当によくあることです。

忘れることは、当たり前のことですから、ここで「大きな復習」をします。

今度は「小さな復習」はしないで、1つ前の教材を学習したり、同じ教材で100番前や200番前のプリントを一気に通しで学習したりしていきます。

これが「大きな復習」です。

「小さな復習」と「大きな復習」を組み合わせて学習していくことで、学力の定着を図るのです。

これは、算数だけのことではなくどの教科にもつながる学習の仕方です。

英語学習では、まずbe動詞と一般動詞を学習します。つぎにbe動詞と一般動詞の否定文と疑問文を学習します。過去形を学習して、過去形の否定文と疑問文の作り方…

このあたりまで学習してくると、知識が増えることに伴い頭の引き出しが増えてきます

そして、問題を解く時に、瞬時にどの引き出しから適切な知識を取り出せばよいのか、迷ってしまう状況が起きてしまいます。

引き出しの数が多ければ多いほど、迷ってしまうのです。

知識を整理整頓し、頭の中をスッキリさせるために「大きな復習」をします。

これまで学習した内容を、始めから通して復習することによって、頭の中の引き出しから上手に引き出せるようになっていきます。

中1の英語の文法や計算方法が不確かなまま、授業を受けたり塾の宿題をしたりするのは、つらいものです。

KUMON大戸神社前教室では、学年を越えて先に進んで学習することもできますが、「学び直し」をすることも出来ます。

中2の夏休みからKUMONを始めたAさん。中1のbe動詞、三単現のSから学び直し中2の2月には偏差値30台から偏差値50まで上がったという、嬉しい報告を受けました。小学生からKUMONの学習を継続している中2のBさんのお母さまも、中2の夏休みから学習を開始したAさんのお母さまも異口同音におっしゃいました。

やっぱり基礎は大事なんですね。KUMONで学習して本当にそう思いました」

大戸神社前教室教室では、子ども達が自信を持って学んでいけるよう、学力の定着をめざしています。