国語の学習に公文式!読解力を育てよう

先日、大学入学共通テストが行われましたね。

センター試験の後継にあたる試験で、全国一斉におこなわれます。大学進学を考える受験生の多くが受験します。出題科目は6教科30科目で構成されます。

この試験科目である国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語に共通していることがあります。何だと思いますか?

それは、全ての教科で問題文が長くなっているということ、つまり長文を読むことを厭わない力が不可欠だということです。

公文式では、国語の学習は【初見の文章を読み取る力をつける学習】でもあると考えています。そして、じっくり学習するのは、中学生に比べれば時間に余裕のある小学生の期間がベストです。

この記事では、公文式の国語がどのような学習を行っているのか、どのような力がつくのかをご紹介しています。公文式の国語学習法で、小学生から読解力を育ててみませんか?

中学校で国語の学習に戸惑う理由

小学校で学習していた「国語」は、中学になると「現代文」「古文」に分かれます

また、小学校の国語の文章は子ども向けに書かれているのに対し、
中学校では専門家が大人向けに書いた文章が大半です。

急激な変化に戸惑う子どもがいるのは当然でしょう。

小学生で習う漢字を完璧にしておかないと、読解するスタート地点に立つのも難しいのです。

中学生に比べると時間に余裕のある小学生のうちに、活字に親しみ読書に対する抵抗がない子に育てたい…公文ではそんな気持ちで国語の学習を進めています。

このブログでは、中学生になって国語の成績が落ちたと感じているお子さん向けに、国語力を身に付ける対策をご紹介しています。こちらの記事も、是非参考にしてください。

高校受験の国語対策|国語が得意になる学習法を見にいく

公文の国語教材で読解力が身に付く理由

公文の国語教材には、読解力が身に付く理由があります。

ここでは大きな3つの理由をご紹介しましょう。

新しい文章に出会う機会が多い

公文の国語は、「接続語」「指示語」など単元ごとの学習課題に沿って学習を進めます。その際、プリント10枚ごとに、主に本から抜粋した新しい文章に出会えます。新しい文章を読んで問題を解く、この繰り返しで読解力が身に付いていきます。

もちろん、はじめからスラスラ読める子ばかりではありません。読書が苦手というお子さんもいるでしょう

しかし、1回の学習で読む文章の量は、教材が進むにつれて少しずつ増えていくように工夫されています。本を読むのが好きではなかった子も、少ない文章なら抵抗なく読め、徐々に増えていく文章量にもいつの間にか慣れていたというケースが多いです。

また、教材で使用したお話の続きに興味を持ち、「推薦図書一覧表」を持って、図書館や本屋さんに本を探しに行くというお子さんや保護者の方のお話も伺います。

読解の基本は「漢字」の力

公文の国語教材の漢字学習は「読み先習となっています。

読み先習(よみせんしゅう)とは、「漢字の読みを先に指導し、読みが充分身についた時点で書く練習を行うと効果が高い」という漢字指導法です。

読める漢字が増えると、さらに読める本が増えます。公文では本をたくさん読む子が本当に多いです。本を読む機会が増えればもちろん読解力も高まります。

読めるようになった漢字の「書き」は、その後に学習を行います。

学年ごとの漢字をまとめて学習する箇所もあり、読みの力・漢字の力が共に高まっていきます。

大戸神社前教室では、子どもたちに「読解の基本の力となる漢字の力」を身に付けて欲しいと願っています。そこで、漢検の準会場登録をして、毎年漢検を実施しています。

公文の国語学習では「縮約」を学ぶ

公文式国語教材は、8A~R教材まで細かいレベルに分かれています。1つのレベルが200枚、400ページで構成されています。

豊富な教材の中でも特徴的であり、公文の看板ともいえる学習は「縮約(しゅくやく)」です。主にGⅡ教材・HⅡ教材・IⅡ教材で学びます。全部で600枚分もあります。

要約に似ている印象がありますが、縮約は大事なところを全部抜き出す考え方です。

用語・表現・文体をなるべくそのままに、一文でまとめるのです。長い文章を圧縮して短くする練習を繰り返すことで、文章を読む力、すなわち読解力がより高まっていくようになっています。

読解力が育たないともったいない

今、学校で行われているテストでは、国語以外でも長い文章を読み解き、文章で答える問題が増えています。

問われていることの意味がわからないので答えられないのは、とてももったいないですよね。

また、公式は覚えているのに・物の名前はわかるのに、言葉を知らない・表現方法がわからないから答えられないというお子さんが多いのも残念でなりません。

子どもは表現の些細なことで、頭がモヤモヤしてしまい、難しいと思い込む傾向があります。そんな時は、「こういうことと同じだよ」「ここではこれで良いよ」とひも解いてあげるだけでわかるようになります。

国語も社会も数学も、理科も英語も、まずは問題を読むことに対する抵抗を少なくしてあげることが大切ではないでしょうか。

そのために必要なのが、読み取る力=読解力です。公文式の国語学習は、お子さんが読解力を身に付け、高めるお手伝いをしています。